ノルウェーのオスロ出身の Terje Ekstm は1970年代には既にEkstremの図面を描いていました。
1972年にはプロトタイプを作っていましたが、ノルウェーの有名なストッケ・ファニチャーで
製作が開始される迄には10年を要しました。
80年代にはお客様は変わった形のリラックスチェアを求めていたのですぐに成功を収めました。
特にこのEkstremには多くのシッティングポジションが有り、他のチェアとは一線を画しています。
そして、名前の「Ekstrem」は「最高の（先端の）」と意味です。
Ekstremはシッティングポジションを自由に選べるだけでなく、置く場所も選びません。
リビングや自室はもちろん、空港のラウンジやホテルのロビーなど思いのままです。
Ekstremで使用されているニットは耐久性と自然な弾力性を備えた優れたNorwegian Devold製です。
ウール90％とポリエステル10％で構成された1本の糸から編まれたニット地は、Ekstremの有機的ま
形状に適合させるときに不可欠な弾力性を生み出しています。編地は柔らかく通気性のある表面です。

Terje Ekstromは今日の市場指向のアプローチとは全く対照的に、
デザインに対する妥協を許さず反商業的姿勢を示してきました。
ノルウェーのオスロにある国立美術大学でインテリアと家具のデザインを学ぶ前に、
キャビネットメーカーと室内装飾士として訓練を受けました。
エクストロムの作品は、1970年代〜80年代のノルウェーのデザインシーンに、
新たな活力と独立性をもたらしました。
エクストロムは、スカンジナビアデザインの新世代デザイナーを表しています。
彼は現在、ノルウェーで最初のポストモダンデザイナーの1人と見られていますが、
現代のデザイン活動とその後のポップカルチャーの理想とも関連しています。