滑らかで美しいデザインオブジェ
1940年代半ば、アレキサンダー・ジラードは
ガラス、ゴム、段ボール、流木、合板や無垢材と様々な素材で
抽象的なオブジェを実験的に製作していました。
このリンゴの木から人の手で削り出した鳥のオブジェもその中の1つです。
これらの彫刻は、雑誌「アメリカンアーツアンドアーキテクチャー」の1945年7月号に掲載されました。
今日オリジナルの鳥のオブジェはジラードのアーカイヴの1つとして
ヴィトラデザインミュージアムに保管されています。
ヴィトラは、ジラードファミリーと緊密にコミュニケーションをとりながら、
この姿を蘇らせました。
鳥の特徴は抑えられているものの、
この「ジラード バード」は鳥としてはっきり認識できます。
フランス産の楓(メープル)の無垢材で作られた古風な鳥のオブジェは、
翼(脚)でも、尻尾でも立たせることができます。