1950年代のヴィルッカラを象徴する照明
1951年にタピオ・ヴィルッカラによって
デザインされたペンダントランプです。
国際的評価を確立した幾何学的デザイン期を
代表する作品であり、端正なフォルムは設置場所を選ばず、
多様な空間に美しく調和します。
型吹き成形によるマットなホワイトオパールガラスの
シェードが光を柔らかく拡散し、
洗練された落ち着きのある佇まいを演出します。
薬局にあったガラス製の実験用漏斗(ろうと)を元にして
生まれたこのランプは、タピオ・ヴィルッカラが
フィンランド会場の設計を担ったミラノ・トリエンナーレで
展示され、のちに「トリエンナーレ・ランプ」として
知られるようになりました。フィンランド本国からの
建築資材提供がほとんどない中で、
木製パネルとガラス板などで組み立てた展示施設は、
控えめで上品かつ、巧みな見せ方によって
来場者を魅了しました。ヴィルッカラ自身も
展示設計者、アーティスト、デザイナーとして
グランプリを獲得しています。